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2023 年度 研究成果報告書

パルスオキシメータから静脈内鎮静法の鎮静深度を評価する方法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 22K21074
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関朝日大学

研究代表者

林 真太郎  朝日大学, 歯学部, 助教 (80966169)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード静脈内鎮静法 / パルスオキシメータ / Perfusion Index / Bispectral index / プロポフォール
研究成果の概要

静脈内鎮静中は、脳波検査により鎮静深度を客観的に測定できるが、手順が複雑でコストがかかる。しかし、静脈内鎮静のモニタリングに用いられるパルスオキシメータを用いて鎮静深度を評価することができれば、臨床的に有用な評価指標となり得る。そこで本研究では、パルスオキシメータで測定した灌流指数(PI)により鎮静深度を評価した。PI、バイスペクトル指数(BIS)、MOAA/S scale、SpO2、血圧、脈拍数を測定した。静脈内鎮静中のPIとBISの間には相関が認められた。したがって、パルスオキシメータで測定したPIを用いて鎮静深度を評価することが可能であった。

自由記述の分野

歯科麻酔学

研究成果の学術的意義や社会的意義

静脈内鎮静法下で行われる歯科治療は過鎮静などによる致死的合併症が生じることから、適切な術中管理、つまりは鎮静深度のモニタリングを行う必要がある。鎮静深度の主観的評価には歯科麻酔科医の経験を要し、客観的評価は高額な機器・センサを使用する必要があり、その手段は限られている。本研究はパルスオキシメータと鎮静深度の関係性を明らかにし、静脈内鎮静法の客観的評価を行う新しいひとつの手法を示した。このことは、静脈内鎮静法の安全性を高めるとともに、歯科領域以外の鎮静法における鎮静深度評価に応用できる可能性を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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