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2023 年度 研究成果報告書

アンサンブル学習及び公開データベースを用いた造血幹細胞移植予後予測モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 22K21082
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

岩崎 惇  京都大学, 医学研究科, 医員 (40967527)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード造血幹細胞移植 / 移植片対宿主病 / 機械学習 / アンサンブル学習 / 生存時間解析 / 競合リスク
研究成果の概要

本研究では、急性GVHD発症が移植後の中長期的な予後に与える可能性を示唆し、それらの因子をアンサンブル学習を用いた中長期予後予測モデルに組み込んで開発する事に成功した。開発する中で、移植後の急性GVHDおよびその治療を考慮に入れる事で、アンサンブル学習モデルの精度が時間経過に伴い徐々に向上する事を明らかにした。更に、予後に影響する因子を明らかにするため、SHapley Additive Explanationsを用いると、重症急性GVHDは、性別一致、ドナーソースや移植前疾患状態を含む既知の予後因子と同様に、非再発死亡率、全生存を予測する因子として重要である事が明らかとなった。

自由記述の分野

血液学

研究成果の学術的意義や社会的意義

造血幹細胞移植は現代においても、再発・移植後合併症で約半数は病気の治癒が難しく、予後を予測して適応を慎重に判断していく必要がある。特に、移植後1年を過ぎた中長期の予後の予測は、移植後の合併症や治療の影響も受けることから現代においても難しい課題の一つである。本研究において、機械学習・アンサンブル学習を用いて、移植後の因子も取り入れた予後の予測を行う事で、従来よりも優れたモデルが開発できる事を示しており、将来の造血幹細胞移植の適応判断や治療法選択に生きるものと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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