本研究は、希少な染色体疾患に焦点を当て、疾患をもつ子のその子らしさを尊重した学校生活実現のための医療・教育・家庭の連携について、モデルプランを構築することを目的に実施した。第一段階として、疾患をもつ児が学校生活を送る上でどのような問題に直面し、本人や家族、学校関係者がどのようにそれに対処しているかについて、スコーピングレビューを行った。第二段階として学校で疾患をもつ児に関わる教諭、養護教諭が家庭から児に関するどのような情報を得ているか、児と関わる中でどのような点から児の特性やその子らしさを捉えているかについて調査を行った。
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