研究課題
若手指導医養成オンラインプログラムを40名が参加できるようにプラットフォームを改良した。さらに学習をサポートするインストラクターを卒業生から募り、多くの参加者が参加できた。2ヶ月毎に年6回のライブ授業があるオンラインコースで、反転学習を促進するため、ライブ授業の間に様々な課題を提供している。忙しい若手医師が参加しやすくなるように、学習管理システムのインターフェイスを見やすくしたり、リマインダーを公式LINEを使い、よりユーザーフレンドリーになるように調整した。6回のコース毎に参加者本人や参加者が参加する施設の研修医(教えられる側)と指導医(教わる側)からアンケートをとり、6回のコース後にフォーカスグループインタビューも実施した。現在はその結果を質的研究として解析中である。また、学習管理システムには参加者のログが残っており、どの程度の時間、学習管理システムで学習したか、どのタイミングで事前学習を行ったかも解析可能である。それらのデータを元に更にプログラムの改善をはかる。上記で得た知見の一部をヨーロッパ医学教育学会で現地発表し、類似した研究を行っている研究者と協議を行い、意見交換ができた。2023年3月に岐阜大学医学教育開発研究センターの西城先生、テキサス大学サンアントニオ校のKanapa Kornsawad先生、ハワイ大学のMasayuki Nogi先生と協同でハイブリッドセミナーを行い、60名の参加者が集まり、参加者からデータを収集できた。オンサイト(現地)参加した参加者とオンライン参加した参加者からアンケートを募り、参加に対する満足度をアンケートで確認した。
2: おおむね順調に進展している
特に進歩状況には問題なく、予定通りデータの収集は行えた。
予定通り、若手指導医養成オンラインプログラムは多くの参加者が参加してもらい、ハイブリッドセミナーにも多くの参加者が集まった。今後はそこで集めたデータを質的、量的に解析する。
2023年3月に開催した国際ミーティングの支払いの一部が2023年4月以降になってしまったため、2022年度にすべて申請できなかった。2023年度は2022年度に行ったデータを質的、量的な側面で解析を行う。その際のデータ処理の一部を外注する予定である。またそこで得たデータを国際学会での発表や論文投稿を行う予定である。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件) 図書 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
医学教育
巻: 53 ページ: 71~75
10.11307/mededjapan.53.1_71