運動器疾患をターゲットにした大規模地域住民コホートResearch on Osteoarthritis/osteoporosis Against Disability(ROAD)studyの第3-6回調査から、脊椎椎体骨折(VF)と、変形の重度なsevere VF(sVF)の発生率とリスク因子を推定した。男女702人10年間の追跡による発生率はVF: 3.87/100人年、sVF: 1.41/100人年であり、年齢で層化し、性・BMI等で補正したCox回帰分析によるVF発生のリスク因子は喫煙とベースラインにおけるsVFの存在、sVF発生のリスク因子はベースラインにおけるVFの存在と肥満だった。
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