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2022 年度 実施状況報告書

妊娠中の母親の栄養摂取状況及び尿中バイオマーカーと母子の骨密度に関する疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K21136
研究機関地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所)

研究代表者

谷川 果菜美  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 母子保健調査室・保健師 (70965475)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード骨密度 / 尿中バイオマーカー / 栄養摂取状況 / 母子 / コホート研究
研究実績の概要

本研究では、妊娠期からの追跡調査により、妊娠中の母親の栄養摂取状況及び尿中バイオマーカーが将来的な母子の骨密度に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。対象者は、環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の大阪ユニットセンターに登録されている母子のうち、学童期検査(小学2年)に参加した子どもとその母親である。本研究期間中には、①本研究の実施にかかる体制を整え、各種データの整理や結合作業を含む大規模なデータクリーニングを行い、本研究の遂行に必要な解析データベースを構築すること、②構築した解析用データベースを用い、妊娠中の母親の栄養摂取状況及び尿中バイオマーカーと子ども及びその母親の骨密度との関連を横断並びに縦断的に分析することの2点を実施する。
本年度は、本研究の実施に向けて、研究環境及び研究体制を整え、本研究用の8歳児及びその母親の身体計測、骨密度検査、質問票調査に関するデータベース構築を進めた。8歳児及びその母親の骨密度に関する指標は、定量的超音波測定法装置(A-1000 EXP Ⅱ(GE Healthcare Japan Co., Ltd, Tokyo,Japan))にて、超音波伝番速度(Sound Of Speed, SOS)及び超音波減衰定数(Broadband Ultrasound Attenuation, BUA)を測定し、スティフネス値(Stiffness Index, SI)を算出した。子どもの骨密度に関する指標(平均±標準偏差)は、SI=75.7±10.4、SOS=1563.0±21.2、BUA=87.3±11.6であった(N=2740)。母親の骨密度に関する指標(平均±標準偏差)は、SI=88.7±13.1、SOS=1553.0±29.3、BUA=111.0±11.3であった(N=2642)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究環境及び研究体制の構築、8歳児及びその母親に関するデータベース構築まで終了したため、順調に進んでいると判断する。

今後の研究の推進方策

今年度に構築したデータベースと妊娠中の各種データベースを結合することで本研究での解析用データベースを構築し、本研究の仮説を検証する予定である。

次年度使用額が生じた理由

成果発表に掛かる経費を次年度に執行するため。

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公開日: 2023-12-25  

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