本研究の成果として、大阪とシンガポールの院外心停止患者データを用いて、機械学習を用いた解析により膜型人工肺を用いた蘇生戦略が潜在的に地域の院外心停止患者の予後改善(生存割合、社会復帰割合)することを示した。また日本全国の院外心停止のデータベースを活用し、高度な統計手法(時間依存性プロペンシティスコアマッチング)を用いた解析でも膜型人工肺を用いた蘇生戦略が院外心停止患者の予後改善に寄与する可能性を示した。また機械学習を用いた蘇生戦略に関する総説論文や、日本の救急蘇生システムや蘇生統計データベースについて要約した総説論文を出版した。
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