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2022 年度 実施状況報告書

食品の生物多様性と全死亡リスクの関連について―プラネタリーヘルスの実現に向けて―

研究課題

研究課題/領域番号 22K21166
研究機関国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所

研究代表者

森 渚  国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 室長 (60780129)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード食品の生物多様性 / プラネタリーヘルス / SDGs
研究実績の概要

今年度は、所属先の移転に伴い、研究が実施できる環境を整えるまでに予定していた以上に時間を要した。
JPHCデータ使用のための倫理申請を行い、承認後、多目的コホート研究(JPHC研究)の妥当性研究の食事記録および食物摂取頻度調査法のデータを用い、栄養価計算時に付与された食品番号に生物学名を付与する作業を事務局がある国立がん研究センターにて行った。
雇用予定であった研究補助員については、移転の関係上、雇用契約を結ぶことが困難であったことから、研究代表者本人が上記の作業を行った。
また、国民健康・栄養調査の二次利用申請の手続きを進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

所属先の移転に伴い、研究が実施できる環境を整えるまでに予定していた以上の時間を要したため。
また、実際に食品の生物多様性と全死亡リスクとの関連の検討を行う前に、詳細な食事記録データがあるJPHC妥当性研究のデータを用い、食品の生物多様性を測る指標である、dietary species richness(DSR)の妥当性をあらかじめ確認する必要が出てきたため。以上の理由から全体の研究計画がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

JPHC妥当性研究のデータを用い、食品の生物多様性の妥当性を確認し、その後全死亡リスクとの関連を検討する。
また、国民健康・栄養調査のデータ利用申請が下り次第、データの集計および解析作業に取り掛かる予定である。

次年度使用額が生じた理由

所属先の移転に伴う研究計画の遅れのため、すべて使い切ることが出来なかった。具体的には、当初研究補助員を雇用する予定であったが、移転の関係上、雇用契約を結ぶことが困難であったことから、研究代表者本人が作業を行った。
来年度は、秋にIARC(フランス)の共同研究者を訪問し、研究の方向性について助言をいただき、進めていく予定である。
また、東邦大学より食品由来の温室効果ガスの専門家を本研究のデータセンターである当研究所に招へいし、助言をいただく予定で検討している。
学会発表、および論文投稿も進める計画である。

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公開日: 2023-12-25  

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