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2023 年度 研究成果報告書

緩和ケア領域における看護記録の感情分析手法の検討と臨床アウトカムとの関連

研究課題

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研究課題/領域番号 22K21167
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

升川 研人  東北大学, 医学系研究科, 助教 (50964681)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード緩和ケア / 電子カルテ / 自然言語処理 / 感情分析
研究成果の概要

本研究では、電子カルテ内の看護記録を中心とした診療録に対して自然言語処理技術の1つである感情分析を活用し、その有用性を検討することとした。
本研究は他研究で収集した電子カルテデータの二次解析であり、すでにデータの収集は完了していた。予備的にデータ数の少ないアンケート調査へ感情分析を応用しその実現可能性を評価することとした。その結果、他看護研究者とのディスカッションを通して、その困難感が明らかになった。特にデータに対して正解ラベルである感情スコアの付与する際の基準を定めることが難しく実現には至らなかった。

自由記述の分野

緩和ケア

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義の1つとして、既存の感情分析を緩和ケア領域での実臨床や研究での応用することは難しいことが明らかになった。既存の感情分析はソーシャルメディアなど臨床とは異なる状況に適しており臨床ではそのままの応用は難しい。特に緩和ケア領域では、終末期であり「死」や「看取り」など一般的にはネガティブな表現が多く使用される。緩和ケア以外の医学領域でも、状況にはよるがそれら表現はネガティブなものと考えられるかもしれない。しかし、緩和ケアに携わる医療者ではそれらはネガティブではない場合が多い。そのため、今後感情分析を応用するためには緩和ケアに特化した新たな手法を検討する必要があると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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