研究課題/領域番号 |
22K21205
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山賀 崇 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (00963620)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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キーワード | スマートインソール / フレイル / サルコペニア / 変形性膝関節症 |
研究成果の概要 |
つま先、内側、外側、踵の4か所に圧センサーを挿入したスマートインソールを設計、開発した。このインソールを挿入した靴を履き、歩行した際の部位ごとの経時的な荷重圧データを解析することにより、サルコペニアやロコモーティブシンドロームの早期発見ができることを目指し、研究を行った。 各年齢の健常者、整形外科で変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症と診断された患者、アスリートやスポーツ外傷術後の患者など様々な集団で経時的に歩行解析を行った。 これらのデータを機械学習にかけることにより、変形性膝関節症患者の検出、病期の推定をすることができた。
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自由記述の分野 |
リハビリテーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
75~79歳では男女ともに約2割、80歳以上では男性の約3割、女性の約半数がサルコペニアに該当し、サルコペニアになると死亡、要介護化のリスクがいずれも約2倍高まると言われている。そのため、サルコペニアを早期発見し、運動や食事などの生活習慣の改善等によって、その進行を食い止めることは健康寿命の延伸につながる。 靴は家の中以外では自然と身に着け、外出時にはほぼ装着したままであり、日常生活の中での生体データを抵抗なく採取するのに有用なツールである。そこに注目し、靴の中に挿入できるインソールデバイスから早期にサルコペニアを検出し、対象者に早期介入することにより、健康寿命を延伸する。
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