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2022 年度 実績報告書

アルツハイマー病に伴うバランス障害のメカニズムと臨床的意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K21229
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

藤田 康介  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 認知症先進医療開発センター, 特任研究員 (40965191)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2023-03-31
キーワードアルツハイマー型認知症 / バランス機能 / 重心動揺検査 / レビー小体型認知症 / 血管性認知症 / 頭部MRI画像解析
研究実績の概要

【目的】アルツハイマー型認知症は軽度認知障害の段階からバランス障害を呈することが知られているが、そのメカニズムや臨床的意義についてはほとんど明らかになっていない。本研究では、静止立位における重心動揺に着目し、アルツハイマー型認知症を有する高齢者における姿勢制御の特徴やその経時的変化を明らかにする。
【当該年度の計画と実績の概要】2022年度は上記の目的に沿って、アルツハイマー型認知症患者における重心動揺の特徴を明らかにするための解析を実施した。具体的には国立長寿医療研究センターもの忘れセンターが保有する1万件を超えるデータベースをクリーニングした後、(1)認知症の各病型(アルツハイマー型認知症, レビー小体型認知症, 血管性認知症)における重心動揺の特性認知機能正常者と比較した。また、(2)重心動揺の特性に基づく臨床診断補助の有用性について検討した。さらに、(3)アルツハイマー型認知症患者における重心動揺の経時的変化について検討した。以上の解析は、アルツハイマー型認知症患者におけるバランス障害のメカニズムや臨床的意義の解明に向けた基盤となる知見であると考えられる。
(1)の結果は第41回日本認知症学会学術集会(2022年11月/東京)にて発表するとともに(2)の結果とともに英語論文としてまとめ、現在学術誌へ投稿中である。(2)の結果は第65回日本老年医学会学術集会(2023年6月/横浜)にて発表予定である。(3)の結果は第49回日本臨床バイオメカニクス学会(2022年11月/青森)にて発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] アルツハイマー型認知症患者における静止立位時の重心動揺と認知機能の悪化の関連2022

    • 著者名/発表者名
      藤田康介,杉本大貴,黒田佑次郎,松本奈々恵,内田一彰,岸野義信,櫻井孝
    • 学会等名
      第49回日本臨床バイオメカニクス学会
  • [学会発表] 認知症の病型と関連する重心動揺パラメータの探索的検討2022

    • 著者名/発表者名
      藤田康介,杉本大貴,黒田佑次郎,松本奈々恵,内田一彰,岸野義信,櫻井孝
    • 学会等名
      第41回日本認知症学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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