研究課題
・踵部脂肪体の荷重形態変化測定に向けた評価器具の開発:荷重による踵部脂肪体の形態変化を加齢に着目し実施した、一定の結果を得ることができた。同内容は現在国際誌に投稿し、査読段階にある。また、スポーツ競技種目別の観点からも現在評価を進めている。また、踵部脂肪体の力学的特性(弾性)評価を開発した評価器具を用いて、荷重量を調節しながら測定を行ったところ、体重の約20%~30%までの荷重量であれば、踵部脂肪体の弾性を測定することが可能であるこが明らかとなっているが、信頼性を含め引き続き改良を進めていく必要がある。・踵部脂肪体の解剖学的所見:琉球大学医学部にて組織観察する上で必要な踵部脂肪体を検体より採取した。電子顕微鏡を用いたコラーゲン線維の確認を行い、一定の傾向が確認できた。本研究は来年度学会にて発表することを目標に現在も解析を進めている。
2: おおむね順調に進展している
2023年は、踵部脂肪体の荷重に伴う形態特性(厚さ)変化及び弾性変化を中心に、測定を行った。加齢による踵部脂肪体の荷重変化は一定の結果が得られ、国際誌へ投稿した。また、顕微鏡を用いた評価に関しても、電子顕微鏡にてコラーゲン線維の評価を行い、こちらも加齢による変化に傾向があることを確認出来た。こちらは引き続き解析を進め、結果が明らかになり次第、学会にて発表予定である。
来年度以降も引き続き検体より採取した踵部脂肪体の組織を東洋大学にて光学顕微鏡・電子顕微鏡にて観察、測定していく。また、組織学的所見と超音波画像を通して評価したものの一致性なども評価していけたらと考えている。
今年度は昨年実施できなかった顕微鏡による観察を実施した。現在電子顕微鏡を中心に解析を進めているが、免疫組織化学染色法による組織観察が実施出来ていない。現在目的とした組織を染色する上で適切な染色液を購入予定であり、その費用を次年度に使用予定である。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (15件) 図書 (1件)
臨床整形外科
巻: 59(3) ページ: -
臨床スポーツ医学
巻: 40(7) ページ: -
巻: 40(11) ページ: -