研究課題
本研究は、動的に変化する文字列データを効率的に処理するためのアルゴリズム技法を開発すること、およびそれに資する文字列構造の数理的性質を解明することが目的である。前年度に国際論文誌 Algorithmica に投稿した、準動的な文字列の上でユニーク回文部分文字列を計算する問題についての論文が載録された。また、前年度に引き続いて部分文字列中の回文部分文字列に関する研究を実施し、その成果は国際論文誌 Theoretical Computer Science に載録された。さらに、準動的な文字列の上で(擬)周期性を計算する問題にも取り組み、その成果を国際会議 Combinatorial Pattern Matching (CPM 2024) に投稿した。その査読結果は年度末時点で未達であったが、本報告書作成時点では採択が決定しており、6月に福岡で開催される会議にて発表予定である。
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Theoretical Computer Science
巻: 979 ページ: 114183~114183
10.1016/j.tcs.2023.114183
Algorithmica
巻: 86 ページ: 852~873
10.1007/s00453-023-01170-8