世の中に溢れるあらゆる電子的なデータは、計算機上では記号の羅列、すなわち文字列として表現される。よって、文字列データ処理の研究は計算機科学において最も基本的かつ重要な役割を担っている。近年の科学技術の進歩により、大量かつ多様な電子データ(文字列データ)が日々生み出されているため、そのような大量かつ多様な文字列データを効率的に処理する技法の開発は重要である。電子データの中には時間とともに変化しうる動的データと、それ以外の静的データが存在する。本研究では、前者の動的データを効率的に扱うためのいくつかのアルゴリズム技法を開発した。
|