本研究では,色覚障がいによる意味論的情報損失を補償するために,深層学習モデル及び拡張現実(Augmented-Reality,AR)グラスを取り入れた色覚補償技術Color Communication Glasses (CC-Glasses)を開発した.色覚障がいをもつユーザが色による対象物体を特定しにくいことを想定し,ARグラスで撮影したシーンを深層学習モデルを取り入れたサーバに送信し,解析した結果をARグラスで表示させる.本研究に取り入れる深層学習モデルの学習のためのデータセットを作成をした.また,開発した技術の有効性を検証するために,色覚障がい者による検証実験を行った.
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