研究成果の概要 |
本研究では、ADVENTUREシステムを用いた人体の「静電界」-「熱」-「構造」連成解析手法の開発を行った。並列計算機をADVENTUREに導入することで、ボトルネックであった人体の構造解析の計算時間を大幅に短縮することができた。また、「静電界」-「熱」の数値解析結果から、家庭内で100Vの感電の場合、熱的影響はほとんど得られなかったが、6,600Vの電線によるものでは、人体内部の熱影響に大きな違いが見られた。次に22,000Vの変電所での感電では、感電部から瞬間的に熱が拡散することがわかった。さらに「熱」-「構造」解析では、大幅に収束性が悪化し、計算時間が増加することが分分かった。
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