• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

バングラデシュにおける家畜のマダニ媒介原虫病のゲノム疫学調査と制御対策の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22F21092
配分区分補助金
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

玄 学南  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)

研究分担者 MOHANTA UDAY  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2022-07-27 – 2024-03-31
キーワードマダニ / 原虫病 / バベシア / タイレリア / アナプラズマ / バングラデシュ / 家畜 / 疫学調査
研究実績の概要

海外で多発している多種多様な動物感染症のなかで、マダニ媒介性動物原虫原虫病はその畜産業に与える被害の深刻さから獣医学領域では特に注目されている。しかしながら、海外におけるこれらマダニ媒介性原虫病の流行に関する国別・地域別の正確な情報はいまだに極めて乏しいのが現状である。そこで本研究では、バングラデシュにおける家畜(牛・羊・山羊など)のマダニ媒介原虫病の流行実態の解明と予防対策の確立を目指す。当該年度に得られた成果は下記の通りである。1)バングラデシュで採集したマダ二(1765匹)について、形態学と分子生物学的手法を用いて種の同定を行った。その結果、主なマダニはRhipiceohalus属、 Amblyomma属、Hamaphhysalis属であることが判明した。2)家畜の血液サンプル(276検体)を採集し、寄生している病原体の検出を行った。その結果、バベシア属、タイレリア属、アナプラズマ属の病原体が多数検出された。3)マダニに寄生している病原体も血液サンプルで検出された病原体種に類似していた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通りに進展し、所期の成果が得られたため。

今後の研究の推進方策

今後、バングラデシュにおけるマダニ媒介原虫病に対する対策を考案する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Molecular detection and phylogenetic analyses of Babesia spp. and Theileria spp. in livestock in Bangladesh2023

    • 著者名/発表者名
      Mohanta et al.
    • 雑誌名

      Microorganisms

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.20944/preprints202304.1104.v1

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Molecular detection of ticks and piroplasma of livestock in Bangladesh2022

    • 著者名/発表者名
      Mohanta et al.
    • 学会等名
      第68回日本寄生虫学会・日本衛生動物学会北日本支部合同大会
  • [学会発表] Molecular detection of ticks and piroplasma of livestock in Bangladesh2022

    • 著者名/発表者名
      Mohanta et al.
    • 学会等名
      4th International Symposium on Strategies for the Control of Ticks and Tick-borne Diseases
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi