研究課題/領域番号 |
22F21395
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)
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研究分担者 |
EL-SAYED SHIMAA 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2022-07-27 – 2024-03-31
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キーワード | 犬バベシア症 / 治療法 / トランスポーター / 分子標的 |
研究実績の概要 |
犬バベシア症(Babesia gibsoni感染症)は、日本を含むアジア地域に広く流行している。マダニにより媒介され、重度の貧血を主徴とする。しかしながら、いまだに有効な治療薬やワクチンは開発されていないのが現状である。そこで、本研究では犬バベシア症に対する分子標的治療 法の開発を目指す。当該年度に得られた成果は下記の通りである。1)B. gibosoniのゲノムデータベースより、トランスポーター遺伝子(ATPaseトランスポーターなど)を特定し、クロニングした。2)デヒドロアスコルビン酸(DHL)とキトサン(CSN)を結合したナノ粒子を構築した。3)DHL-CSN粒子にB. gibsoni物質輸送分子を標的としたsiRNAを搭載し、犬赤血球内への輸送を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りに進展し、所期の結果が得られたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後、標的分子の阻害による殺虫体作用を検討する。
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