研究課題/領域番号 |
21F51326
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
上野 隆史 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70332179)
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研究分担者 |
PAN TIEZHENG 東京工業大学, 生命理工学院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2021-11-18 – 2024-03-31
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キーワード | タンパク質結晶 / 多角体 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ハイブリッド型タンパク質結晶を用いた酵素結合型人工光合成システムの開発である。標的酵素となるformate dehydrogenase (FDH)と二元性Rh系光増感剤を多面体結晶(PhC)に内包し、光誘起電子移動とCO2からギ酸への変換のカスケードプロセスを促進させることである。そこで、酵素 FDH のタンパク質結晶への in vivo 内包化をおこなった。当初の計画に従い、 FDHへ結晶内包促進ようのタグフラグメントを融合することによって、多角体への目的のタンパク質の内包に成功した。反応の初期スクリーニングからは、予想通りに内包したタンパク質の機能が多角体結晶内でも保持されていることがわかった。従って、次の金属錯体内包複合化のための準備は整ったと考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画書に記載した化合物に加え、新たな複合体を合成できることがわかったため。
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今後の研究の推進方策 |
結晶へ複合する標的タンパク質や合成分子のスクリーニングをすすめ反応条件を最適化する。
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