研究課題/領域番号 |
22F21007
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
受入研究者 |
関口 倫紀 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (20373110)
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外国人特別研究員 |
IMAM HASSAN 京都大学, 経営学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2022-04-22 – 2024-03-31
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キーワード | 経営学 / リーダーシップ / 組織マネジメント |
研究実績の概要 |
本研究プロジェクトの初年度であった2022年度および研究費の一部繰り越しが生じた2023年度では、人々が働く職場の心理的な健全性を高め、それによって職場の生産性を高めることに資するリーダーシップのあり方について複数の研究を推進した。その中には、従業員のワーク・ライフに影響を与えるリーダーシップの役割、職場におけるインターナル・コミュニケーションに関する研究などが含まれた。研究成果の途中段階にものは、2022年8月には、オンラインで行われたAcademy of Management年次大会、2022年11月に東京で行われたEuro-Asia Management Studies Associationの年次大会、同じく2022年11月にドイツで行われたHigh Technology Small Firms (HTSF) Conferenceで報告を行った。HTSF Conferenceでは、発表した論文が最優秀論文章を受賞した。また、研究成果に関連する論文が、International Journal of Human Resource Managementをはじめとする複数の国際ジャーナルに掲載された。また、本研究に関連する査読業務に関して、Leadership & Organization Development Journal編集部からの推薦により、Emerald Literati Outstanding Reviewer Awardも受賞した。また、研究成果の完成には至っていないが、職場におけるパラドキシカル・リーダー行動に関する研究についての文献レビューを行い、今後の研究につなげる基礎を作った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初、新型コロナ感染症による影響で大幅に外国人特別研究員の入国が遅れていたが、入国後は順調に研究活動を推進することができた。具体的には、国際ジャーナルへの複数の学術論文を含む研究成果をあげ、今後のさらなる研究の推進につながる礎を築くことができた。2023年に一部研究費の繰り越しを行ったが、2023年10月に外国人特別研究員が他大学への移籍に伴い、研究員としての雇用を終了した時点で、本研究課題も終了となった。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は、2023年度をもって終了したが、本研究から生まれた成果のうち、まだ完成に至っていない課題については、引き続き、当研究員と受け入れ研究者との共同研究を推進することによって、研究成果を良質な国際ジャーナルに論文として掲載する計画を立てている。
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