研究課題/領域番号 |
22KF0276
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配分区分 | 基金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
日下部 達哉 広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 教授 (70534072)
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研究分担者 |
ISLAM MD TARIQUL 広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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キーワード | 日本の科学者 / 持続可能性 / 比較教育研究 / SDGs |
研究実績の概要 |
本研究では、若者、とりわけ大学生が、「持続可能性」についていかなる認識を有しているか、またその認識に、大学におけるSTEM教育がいかに影響を及ぼしているか、日本を事例に研究し、バングラデシュにおける同様の認識と比較研究を行うものである。初年度であった2023年度は、受け入れ教員である日下部とタリクルで共同し、日本の先端科学に携わる大学教員6名にインタビューを実施、インフォーマントにおける、SDGsやサスティナビリティに関する認識に関するデータを収集した。また、タリクルはバングラデシュに渡航し、日本との比較のため、同様のテーマで現地調査を行った。これらの成果は、広島大学に属している専門研究者との意見交換を行い、多くの示唆を得ることができた。さらに研究業績欄にある通り、2本の論文、1本のブック・レビューを発表、順調に研究活動を推進することができた。 上記の研究については、さらに内容を吟味し、現在構築中である日本とバングラデシュの比較のフレームワークによって比較検討がなされることになっており、主にバングラデシュへの示唆を行うべく、研究を推進しているところである。あくまで現状の分析として、日本の科学研究者らは、社会課題を意識するというよりも、真理の探究を旨としており、一つのパラダイムとしての持続的発展や、SDGsというものへのコミットは希薄であることが分かった。こうした結果は、バングラデシュとは対照的である可能性が高く、研究結果に期待が持てる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実績において述べた通り、研究計画を順調にこなし、現状において、2本の論文と、1本のブック・レビューを出版している。それらも関連研究者からの評価は比較的高く、引き続き、本年11月までの任期までに現在分析を行っている点について追究していくこととなっている。
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今後の研究の推進方策 |
現状、日本とバングラデシュの比較検討のためのデータが揃った状態であるため、最終年度である2024年度は、それらデータの整理、解釈を進めていく。それは7月末あたりまでで終え、投稿に備えて論文執筆を進めていくこととなる。
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