研究課題/領域番号 |
22F22105
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 早稲田大学 |
受入研究者 |
岡 浩一朗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
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外国人特別研究員 |
LIN CHIEN-YU 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2022-07-27 – 2024-03-31
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キーワード | 身体活動 / 座位行動 / ウォーカビリティ / スペースシンタックス / 心血管代謝リスク / 社会経済的地位 |
研究実績の概要 |
本研究の主な目的は、身体活動・座位行動を規定する環境要因(ウォーカビリティ)について解明することである。本研究における自宅近隣環境要因の評価について、この分野の研究の世界的権威であり、共同研究者でもあるBaker Heart and Diabetes InstituteのOwen教授、Swinburne University of TechnologyのSugiyama教授、北陸先端科学技術大学院大学のKoohsari教授と検討した結果、当初予定していた評価方法ではウォーカビリティに関する新しい知見を創出することが困難であることが判明し、代替の評価方法としてスペースシンタックス理論に基づく自宅近隣環境(ウォーカビリティ)の評価を行うことに決定した。スペースシンタックス理論とは、道路間の接続の度合いを定量化した指標であり、道路の統合と特定の道路がエリア内の他の道路とどの程度接続されているかを表している。高度に統合された道路ネットワークは、目的地に到達するために必要な方向転換がより少なくなるため、従来検討されてきたウォーカビリティ指標よりも身体活動・座位行動指標に大きく関連する可能性がある。現在は、従来検討されてきたウォーカビリティ指標に加え、スペースシンタックス理論に基づいたウォーカビリティ指標を算出している段階である。今後は算出したウォーカビリティ指標や社会経済的特性と身体活動・座位行動ならびに心血管代謝リスクの関連について詳細な検討を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
海外研究協力者との検討の結果、当初の想定に反し、現行の近隣環境評価方法では、ウォーカビリティの評価を行うには不十分であることが判明した。本研究の遂行上、新たな手法を用いた近隣環境評価が不可欠なため、計画を見直し、新たな評価方法を検討した上で、データを用いた近隣環境評価分析を実施する必要が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
新しい近隣環境、特にウォーカビリティの評価方法として、スペースシンタックス理論を応用した研究を行うことを決定した。また、先行研究に基づき、健康格差・社会格差の是正に向けた身体活動・座位行動研究のエビデンスを蓄積するため、社会経済的特性に着目した分析も行う。
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