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2022 年度 実績報告書

文化史的視点による日本古代・中世文学の女性イメージ形象に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22F31708
配分区分補助金
研究機関早稲田大学

研究代表者

田渕 句美子  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80222123)

研究分担者 QIU CHUNQUAN  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2022-07-27 – 2024-03-31
キーワード日中宮廷女性文学 / 異性装 / ジェンダー / 女性イメージ
研究実績の概要

共同研究者QUI氏は「文化史的視点による日本古代・中世文学の女性イメージ形象に関する研究」というテーマで研究を進めている。私はこれまで日本の古代から中世の宮廷女房による文学、特に女房の存在形態と関わる文学の形成・表象について研究を行ってきたが、それを、女房を中心として、女房以外の天皇家の女性や上流貴族の女性をも含めて捉え直し、また男性の視点やイメージ表象も含みこんで、内外からの文学構築とその文学的変遷について考え、世界におけるその特質を明らかにしたい。またこの機会に、日本だけではなく中国・朝鮮などを含めた東アジアの女性と文学という視点でより俯瞰的に捉えたいと考えている。
2022年度は本研究の一年目として、当初の予定通り、議論と検討を何度も重ねながら、共同研究の方向性を探ることに重点をおいた。その結果、異性装、ジェンダーなどの切り口で、日本と中国の双方の文学と文化の生成のありようを、俯瞰的・横断的に考えていくという研究の方向性が定まり、関係資料を収集した。そして2023年2月1日に第一回共同研究会を行い、学外からも広く参加者を招いて、発表と議論を深めることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、おおむね研究計画を順調に進めている。

今後の研究の推進方策

当初の研究計画通り、共同研究会を行うなど、予定に従って進めていく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 和歌のアンソロジー―「男歌」「女歌」、そして歌仙絵の観点から―2023

    • 著者名/発表者名
      田渕句美子
    • 雑誌名

      和歌文学研究

      巻: 126 ページ: 8-13

    • 査読あり
  • [学会発表] 和歌のアンソロジー―「男歌」「女歌」、そして歌仙絵の観点から―2022

    • 著者名/発表者名
      田渕句美子
    • 学会等名
      和歌文学会
    • 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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