研究課題/領域番号 |
22F32017
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立極地研究所 |
受入研究者 |
小川 泰信 国立極地研究所, 共同研究推進系, 教授 (00362210)
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外国人特別研究員 |
BAG TIKEMANI 国立極地研究所, 先端研究推進系, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2022-07-27 – 2024-03-31
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キーワード | 熱圏冷却 / 電離圏 / 磁気嵐 |
研究実績の概要 |
7つの地磁気嵐例における熱圏NO冷却放射の応答時間とジュール加熱率との関係について、EISCATトロムソレーダーによるジュール加熱率の測定結果と、NASAのTIMED衛星 SABER による一酸化窒素(NO)放射観測を組み合わせ用いて調査した。その結果、熱圏冷却放出の大きさは地磁気嵐の強さに強く依存することや、ジュール加熱率に対するNO冷却放射の時間差は地磁気嵐の強さには依存しないこと等が明らかになった。特に、TIEGCM数値シミュレーションで計算されるNO放射については、 SABERによるNO放射観測結果と良い一致を示した。それに対し、 TIEGCMによるジュール加熱率については、EISCATレーダーによる測定結果とは一致しないケースが多々見られた。これらの研究成果成果を学術論文としてまとめ、出版した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
磁気嵐時における熱圏冷却に関する研究成果を3編の学術論文にまとめ、Atmosphere誌及び、Frontiers in Astronomy and Space Sciences-Space Physics誌、Journal of Geophysical Research誌に出版することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
熱圏冷却に関するジュール加熱や沿磁力線電流の重要性について、更に研究を推進する。
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