現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の研究においては,研究計画通りに変換結果の多様性および画像内の物体ごとの画風を考慮した画風変換を実現した.本研究成果は国際会議IEEE International Conference on Acoustic, Speech, and Signal Processing (ICASSP) 2021に採択され,発表を行った.また,本研究により構築した基盤技術を応用した物体検出に対するドメイン適応手法を新たに提案し,国際会議IEEE International Conference on Acoustic, Speech, and Signal Processing (ICASSP) 2022に投稿・採択された.このことから,本年度においては,本課題の研究はおおむね順調に進展したといえる. ただし,導出した手法の汎用性の向上のため,一般画像だけでなく,医用画像も本研究の対象とすることを予定しているが,本年度の研究においては,一般画像のみを研究対象としており,医用画像を対象とする研究については着手できていない.来年度の研究目標である高精度なドメイン適応に対する研究については,研究遂行中ではあるものの学会や論文誌への掲載には至っていない.このことから,本年度の研究は計画以上に大きく進展しなかった.
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