研究課題/領域番号 |
21J20162
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 一平 筑波大学, 人間総合科学学術院, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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キーワード | 写真撮影 / カメラ / ライティング / 照明 / インターフェイス / HCI |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,映像制作において知識やノウハウが必要な部分をソフトウェアでサポートすることにより,品質の高い映像を制作することのハードルを下げることである。本年度は,ブツ撮りで静止画を撮影する際のライティングを,初学者が少ない設備で簡単に出来るようにし,写真の質を高めるためのシステムについて研究に取り組んだ。スマートフォンのセンサーおよび拡張現実向け機能を活用して,被写体に対して特定のライティングを再現し,長時間露光との組み合わせにより Free-form Lighting が行えるアプリケーションの開発を行った。被写体とスマートフォンの位置関係に応じて,特定のライティングとなるようデバイスのLEDライトを制御する。スマートフォンのLEDライトと長時間露光での撮影により,ライティングが再現可能かの検証を行った。また,ライティングの入力方法について,全天球画像の作成や実際の照明環境の取得など試行を行った。さらに,初学者が理解しやすくするためのインターフェイスについて要件整理を行った。具体的なユーザーが使うためのインターフェイス部分や,長時間露光のパラメータ推定や,撮影環境によって発生することがわかっているアーティファクトの回避などついては未だ模索中であり,来年度はまずそれらに着手する予定である。その他にも,再現性実験で使用が想定されるロボットアームの制御プログラムや,コンシューマ向けカメラの制御プログラムなど,今後の研究の基盤となるソフトウェアの開発を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
基盤となるアプリケーションの開発や先行研究の調査等は行ってきたものの,具体的なインターフェイスへの落とし込みやその評価についてはまだ行えていないため。
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今後の研究の推進方策 |
アプリケーションの開発およびインターフェイスの検討を進め,再現性実験や撮影初学者による評価実験を行う。また,現在行っているライティング以外にも映像制作で行われているノウハウ・テクニックのサポートシステムについて検討を行う。
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