研究実績の概要 |
凝集体の空間分布をデザインし、1細胞レベルで時空間的に解析・検証すると共 に、硝化・脱窒に着目し最適な空間分布を明らかにすることを目的としている。その中で、空間分布がデザインされた細菌凝集体を作製するための基盤システム立ち上げた。マイクロ流 体デバイスは、CAD (図面設計ツール) で図面を設計し、ICチップの作成技術で開発を行った。また、作成した凝集体に対して画像解析を試みた。その結果、意図的な空間分布の制御に成功した。また、作製された凝集体の解析手法として、MS分析を行う予定である。そのため、MS分析に精通している北海道大学の押木准教授のもとで打ち合わせ、技術指導をいただき窒素代謝物のMS分析手法の構築をおこなった。 加えて、本研究プロジェクトは日本学術振興会若手交流事業(スイス枠)の派遣研究員として採択され、スイス連邦水科学技術研究所のD. Johnson氏の研究室とともに研究を進めている。.D Johnson氏は微生物生態学分野において世界を代表する若手研究者の一人であり、ウェット及びドライの両輪で解析を進めている ことでこの研究の飛躍的な発展につながることが想定される。現在、特に画像解析やシュミレーション解析など、本研究のドライの部分を進めている。 またこのデバイスシステムを用いた共同研究が、Frontiers in Bioengineering and Biotechnologyにアクセプトされた(下記参照)。
Chunying Feng, K Takahashi, Jianan Zhu, Simple One-step and Rapid Patterning of PDMS Microfluidic Device Wettability for PDMS Shell Production, Frontiers in Bioengineering and Biotechnology, Accepted
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