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2022 年度 実績報告書

微小空間制御に基づく複合微生物凝集体のデザインと機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 21J20382
配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 晃平  筑波大学, 理工情報生命学術院, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2021-04-28 – 2024-03-31
キーワード脱窒細菌 / 細菌コミュティー / シュミレーション
研究実績の概要

日本学術振興会の海外若手研究者挑戦プログラムと若手交流事業プログラムの一環として、スイス水科学研究所(Swiss Federal Institute of Aquatic Science and Technology, ドイツ語略称: Eawag)のDr. David Johnsonがグループリーダーを務めるMCAグループに計1年間にわたって研究を遂行してきた。
これまでの研究では、細菌がどのように呼吸を行い、エネルギーを獲得するかに焦点を当て、ある細菌が嫌気呼吸を好気条件下でも行うかを明らかにした。そこで、Dr. Johnsonのもとで、この特殊な呼吸が細菌コミュニティに与える影響を遺伝子組み換え体と共焦点顕微鏡を用いて明らかにすることを試みた。この研究から、この特殊な呼吸は、ある条件下において細菌コミュニティの拡大を抑制することに加えて、このコミュニティの中の攪拌性(細菌同士の混ざり具合)を増加させることが明らかになった。また、これらの研究から得られた微生物コミュティー形成に関わる一部知識は総説として発表した。
*日本学術振興会 若手研究者交流事業(Ⅰスイス枠)
*日本学術振興会 若手研究者海外挑戦プログラム
*Takahashi K, Li X, Kunoh T, Nagasawa R, Takeshita N, and Utada A.S., Novel Insights into Microbial Behavior Gleaned Using Microfluidics. Microbes Environ 2023, 38.5

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これらの研究成果は、2023年6月に開催されるアメリカ微生物学会で発表する予定である。さらに、既に論文としてまとめており、2023年上半期には国際誌に提出予定である。この研究によって、微生物コミュニティー形成にに関わる微生物生態系の新しい視点が提供され、細菌の代謝活性や繁殖の仕組みについての理解が深まることが期待される。

今後の研究の推進方策

今後は論文まとめること及び修正プロセスに焦点を置く。また、これらの発展から明らかになったもとに次なる進展を考えて研究を遂行する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Novel Insights into Microbial Behavior Gleaned Using Microfluidics2023

    • 著者名/発表者名
      Takahashi Kohei、Li Xiaojie、Kunoh Tatsuki、Nagasawa Ryo、Takeshita Norio、Utada Andrew S.
    • 雑誌名

      Microbes and Environments

      巻: 38 ページ: n/a~n/a

    • DOI

      10.1264/jsme2.ME22089

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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