研究実績の概要 |
日本学術振興会の海外若手研究者挑戦プログラムと若手交流事業プログラムの一環として、スイス水科学研究所(Swiss Federal Institute of Aquatic Science and Technology, ドイツ語略称: Eawag)のDr. David Johnsonがグループリーダーを務めるMCAグループに計1年間にわたって研究を遂行してきた。 これまでの研究では、細菌がどのように呼吸を行い、エネルギーを獲得するかに焦点を当て、ある細菌が嫌気呼吸を好気条件下でも行うかを明らかにした。そこで、Dr. Johnsonのもとで、この特殊な呼吸が細菌コミュニティに与える影響を遺伝子組み換え体と共焦点顕微鏡を用いて明らかにすることを試みた。この研究から、この特殊な呼吸は、ある条件下において細菌コミュニティの拡大を抑制することに加えて、このコミュニティの中の攪拌性(細菌同士の混ざり具合)を増加させることが明らかになった。また、これらの研究から得られた微生物コミュティー形成に関わる一部知識は総説として発表した。 *日本学術振興会 若手研究者交流事業(Ⅰスイス枠) *日本学術振興会 若手研究者海外挑戦プログラム *Takahashi K, Li X, Kunoh T, Nagasawa R, Takeshita N, and Utada A.S., Novel Insights into Microbial Behavior Gleaned Using Microfluidics. Microbes Environ 2023, 38.5
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