研究課題/領域番号 |
21J21319
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
日下 桜子 東京大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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キーワード | 中高生 / 保護者 / メンタルヘルスリテラシー / 教育プログラム |
研究実績の概要 |
令和4年度に公立中学校・高校(以下、協力校)に入学する生徒の保護者を対象に実施したオンラインアンケートについて、ベースラインの回答を重点的に解析した。その目的は、精神保健に関する保護者の理解・知識(Mental health literacy: MHL)のレベルを把握することであった。なお、アンケートの冒頭で、回答を研究に使用することついての同意の有無をオンラインで回答してもらっており、同意を得た保護者の回答を解析に用いた。依頼対象の保護者の8割以上が本研究への参加に同意したことから、子どもの精神保健に関心の高い保護者だけでなく、そうでない保護者を含む幅広い対象の回答を解析に含むことができていると考えられる。回答の集計・解析結果を国際誌に投稿すべく、現在、英文論文の執筆を進めている。 また、教育プログラムのパイロット版を上映してもらった協力校の学校教員を対象に、教育プログラム等への所感を尋ねるアンケートを実施した。 上述の保護者対象のアンケートと、学校教員対象のアンケートの結果を参考にしつつ、保護者のMHLを高めるための教育プログラム(アニメを含むパワーポイント動画)の改良に取り組んだ。改良にあたり、将来的により多くの学校へ普及できるように、学校現場の時間の制約を考慮した。また、保護者にとって受け入れやすく、内容を理解しやすいものになるよう、動画のデザイン等も改良した。現在、改良後の教育プログラムの効果検証を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
保護者のMHL向上を目指す教育プログラムの改良版を作成し、その効果検証に着手できたため。また、保護者対象のアンケートの集計・解析結果について、英文論文の執筆を進めることができているため。
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今後の研究の推進方策 |
改良版の教育プログラムの実施前後に行っている保護者対象のアンケートの回答を集計・解析し、効果検証の結果を明らかにする。
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