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2023 年度 実績報告書

深層ニューラルネットワークを用いた高精度で効率的な確率推論法の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 22KJ0679
配分区分基金
研究機関東京大学

研究代表者

谷口 尚平  東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2024-03-31
キーワード深層ボルツマンマシン / 確率的最適化
研究実績の概要

令和5年7月に深層ボルツマンマシンの不偏勾配推定に関する研究を機械学習系の国際会議であるInternational Conference on Machine Learning (ICML2023) にて発表し,論文が会議録として出版された.また,同内容を第37回人工知能学会全国大会においても発表した.その後は,深層生成モデルを含む深層学習モデル一般の学習において用いられる確率的最適化アルゴリズムに関する研究を行った.具体的には,深層学習において最も広く用いられる最適化アルゴリズムの1つであるadoptive moment estimation (Adam) を取り上げ,その収束性について解析を行った.Adamは先行研究において,収束に失敗する事例が存在することが知られていたが,そのような事例が起こりうる原因について,理論解析を通じて明らかにし,その原因を取り除くことのできる新しい最適化アルゴリズムとして,adaptive gradient method with optimal rate (ADOPT) を提案した.この成果をまとめた論文は,深層学習分野の国際会議であるInternational Conference on Learning Representation (ICLR2024) のワークショップとして開催されるWorkshop on Bridging the Gap Between Practice and Theory (BGBP) に再録され,令和6年5月に発表を行う予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] End-to-end training of deep boltzmann machines by unbiased contrastive divergence with local mode initialization2023

    • 著者名/発表者名
      Shohei Taniguchi
    • 学会等名
      International Conference on Machine Learning
    • 国際学会
  • [学会発表] 不偏マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いた深層ボ ルツマンマシンの一気通貫学習2023

    • 著者名/発表者名
      谷口尚平
    • 学会等名
      人工知能学会全国大会

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公開日: 2024-12-25  

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