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2023 年度 実績報告書

ALMAとすばるの協調観測から多角的に探るサブミリ波銀河の爆発的星形成機構

研究課題

研究課題/領域番号 22KJ0821
配分区分基金
研究機関東京大学

研究代表者

三橋 一輝  東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2024-03-31
キーワード銀河形成 / 銀河進化
研究実績の概要

爆発的星形成のメカニズム解明には、一般的星形成銀河との比較による差異を発見することが肝要である。昨年度に引き続き、この一般的星形成銀河に対して、アルマ望遠鏡を用いたラージプログラムで得られたダスト連続波の観測データを用い、サイズや多波長スペクトルの解析を行い、これまでに得られているサブミリ波銀河の結果との比較を行った。これまで爆発的星形成銀河で見られていた銀河中心に集中した星形成活動と比較して、一般的星形成銀河はより銀河全体に広がった穏やかな星形成を行っていることが分かった。また、これらの結果について共同研究者との議論に基づき査読論文を投稿したほか、2つの国内・国際研究会で結果を発表し、多くの国内・国外の研究者と議論を重ねた。また、一般的星形成銀河の星形成率の推定に際し非常に重要なパラメータの一つであるダスト温度についての解析を新たに行い、高赤方偏移ほど出すと温度が高い傾向を統計的に示したほか、赤方偏移によるダスト温度の進化について議論し査読論文としてまとめて提出した。
昨年度は統計的なサブミリ波で明るいと予測される銀河の星形成率を見積もるための観測提案を行ったが、残念ながら採択されなかった。COSMOS領域でのサブミリ波銀河の環境調査に関しても、追加観測は昨年度採択されなかった。これらは引き続き来年度も再度観測提案を行う予定である。
また、サブミリ波で明るい銀河に対する近赤外での新たな知見を取り入れた論文や、一般的星形成銀河の環境・星間ガスの物理状態などに関する論文に積極的に参加した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Initial results of the CRISTAL Survey II: Resolved dust emission of typical star-forming galaxies at z=4-62023

    • 著者名/発表者名
      三橋一輝
    • 学会等名
      日本天文学会秋季年会
  • [学会発表] The CRISTAL survey: Resolved dust emission of UV-selected normal star-forming galaxies at z=4-62023

    • 著者名/発表者名
      Ikki Mitsuhashi
    • 学会等名
      Resolving the Extragalactic Universe with ALMA & JWST
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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