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2022 年度 実績報告書

病理スライド画像を用いた予後因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22J13627
配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

PARK Jeonghyuk  東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2022-04-22 – 2024-03-31
キーワード予後因子 / 深層学習 / 病理
研究実績の概要

本研究は、組織検査で最も広く用いられるH&E(ヘマトキシリン&エオジン)染色という染色法によって得られた組織スライドイメージを主に用いて、予後因子に関わる組織の空間的な特徴を探索する研究である。本年度は、研究計画上のSTEP0(研究サーバーの組み立て)からSTEP3(予後因子の探索)までを実施し、予後因子探索のための初期パイプラインを構築した。具体的には、 TCGA(The Cancer Genome Atlas)の5つのコホートに対して、コホート別に予後予測モデルを最適化した。最適化されたモデルから、コホート別にスコア上位1%以内(高危険群)のタイルとスコア下位1%以内(低危険群)のタイルを抽出した後、細胞(核)の検出をPanNukeデータセットを学習したHover-Netを用いて行なった。その検出結果から、高危険群と低危険群の細胞の数を統計的に比較した。その結果、低危険群でがん細胞の細胞数が多い傾向と、肺がんコホートの低危険群で炎症細胞の細胞数が多い傾向を確認した。さらに、炎症細胞の細胞密度が局所的に高いことが低危険度を予測する予後因子である可能性を検証した。Whole slide imageから細胞核の局所的な密度を定義するために細胞核をポイント(点)としてボロノイ図を計算し、ボロノイ細胞の大きさの分布密度を確認した。その結果、高危険群でのボロノイ細胞の大きさの分布密度が他の群と異なることが確認された。この結果は、炎症細胞の局所的な密集が予後因子のひとつとしてみなせる可能性を示唆する。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Comparative analysis of high- and low-level deep learning approaches in microsatellite instability prediction2022

    • 著者名/発表者名
      Park Jeonghyuk、Chung Yul Ri、Nose Akinao
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 12 ページ: 12218

    • DOI

      10.1038/s41598-022-16283-3

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Analysis of image features related to survival prediction across multiple cancer types.2022

    • 著者名/発表者名
      Park Jeonghyuk、Fukuoka Junya、Uegami Wataru、Nose Akinao
    • 学会等名
      The 20th annual meeting of JSPS (Japanese Society of Digital Pathology)

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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