現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の計画通りRu(II)-Re(I)超分子光触媒によるCO2還元反応の全容を解明し、査読付き論文(Chem. Sci., 2024,15, 2074.)として報告した。明らかになった反応機構から、光触媒の改良指針が得られた。また、Ru部とRe部間の分子内電子移動速度と光触媒活性の関係を明らかにすることで、光触媒活性を損なうことなく、Ru-Re間の架橋ユニットを伸長することに成功した(ACS Catal., 2023, 13, 9025.)。この超分子光触媒を半導体と複合化することで、従来の金属錯体-半導体ハイブリット触媒において問題となっていた、Re触媒部から半導体表面の酸化点への逆電子移動を抑制できることが期待される。さらに、ストップトフロー測定とDFT計算によってRe触媒とトリエタノールアミンによるCO2捕集反応の速度論を解明した。 以上の理由から当初の計画以上に進展していると判断した。
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