研究課題
本研究の目的は、ボノボの非血縁メス間の高い凝集性に関わる生理・社会メカニズムとその背景にある適応的意義を解明することである。当該年度には、コンゴ民主共和国・ルオー学術保護区に生息する野生ボノボの集団を対象に、終日個体による行動観察および尿試料収集を実施した。3年ある研究期間の初年度を終えた現時点において、まだ具体的な研究成果は得られていない。
2: おおむね順調に進展している
2022年度には、コンゴ民主共和国・ルオー学術保護区・ワンバ村にて、合計9ヶ月間におよぶ(4月から8月、12月から3月)フィールドワークを実施し、観察データと尿サンプルの収集に努めた。
2023年度の5月までフィールドワークを継続し、観察データとサンプル収集を完了する。その後は、得られた尿試料を用いて、ホルモン測定実験を行う予定である。また、観察データの分析も進めていく。
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Hormones and Behavior
巻: 142 ページ: 105159~105159
10.1016/j.yhbeh.2022.105159