研究課題/領域番号 |
22KJ1418
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配分区分 | 基金 |
研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
戸田 和弥 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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キーワード | ボノボ / 集団凝集性 / 行動生理学 / 行動生態学 |
研究実績の概要 |
研究の目的は、野生のボノボ集団を対象に非血縁メス間の高い親和・協力関係の生理・生態学的背景を探ることである。学振PD採用期間3年のうち2年目に当たる2024年度は、1年目に引き続きコンゴ民主共和国での野外調査に従事した(2023年から2024年5月まで)。調査期間中は、1つの集団に所属する28頭のボノボ個体を対象に終日個体追跡を実施し、1033時間に及ぶ行動記録を収集した。また、パーティの規模に関連する個体の生理状態を把握するため、個体追跡中には機会的に尿試料を採取し、合計227個のサンプルを得た。今後、データ分析を進めるとともに、採取した尿試料から各種ホルモン(コルチゾール、オキシトシン)レベルを測定する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度に野外調査を実施し、行動データと尿サンプルを収集できたが、尿中のホルモン量の測定には至らず、当初の予定より遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度にホルモン測定実験を実施し、分析に必要な行動・生理学データを揃え、研究結果を得る。
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次年度使用額が生じた理由 |
2025年度に実施するホルモン測定実験用の試薬および実験消耗品の購入費に使用する。
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備考 |
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