研究実績の概要 |
下水処理水から単離したESBL産生大腸菌から河川のSTECへの耐性伝播実験を実施して,フィルターメイティングによる実験系から,プラスミドによるESBL薬剤耐性伝播が生じたとこを得られた。 〇 学会発表:伝播実験から結果を得られたため,第57回日本水環境学会年会で口頭発表した。【謝暉,小椋義俊,鈴木祥広.下水処理水中に生残するESBL大腸菌から河川由来の志賀毒素産生性大腸菌への薬剤耐性の伝播,第57回日本水環境学会年会,2023/3/17,口頭発表,愛媛大学開催】また,下水の処理過程におけるESBL産生大腸菌と大腸菌群の耐性率の変化や生残性について研究を実施して,ESBL産生細菌は低濃度ではあるが,放流水中にも生残しており,放流河川への拡散していること得られた。〇 論文投稿:ESBL産生細菌の残留性の結果を得られたため,国際ジャーナルで投稿した。いまrevision途中。【Disappearance and prevalence of extended-spectrum β-lactamase-producing Escherichia coli and coliforms in the wastewater treatment process. Hui Xie, Kana Yamada, Soichiro Tamai, Hiroshi Shimamoto, Kei Nukazawa and Yoshihiro Suzuki. Environmental Science and Pollution Research】全ての結果を学位論文にまとめた。2023年6月提出予定。
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