研究課題/領域番号 |
21J01421
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
澤井 勇海 法政大学, 法学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 外国交際 / 中外交渉 / 事大交隣 / 外交 / 対外関係 / 東アジア / 国際関係史 / 明治維新 |
研究実績の概要 |
本年度の研究実績として、次の二点が挙げられる。第一に、すでに研究を進めていた日本・清朝の部分につき、不十分と思われる部分に関して実証的検討を行ったことである。この作業の成果を、北海道大学政治研究会での報告などにおいて、ある程度反映させることができた。第二に、日中韓の対外関係に関係する各種の先行研究を渉猟・読解したことである。これは直ちに研究実績に結びつく種類のものではなく、次年度以降の在外研究に向けた長期的視野に基づく準備と言い得るものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定では、1. 日本・清朝の部分につき不十分と思われる部分の実証的検討を行うこと、2. 日中韓の対外関係に関係する隣接分野の先行研究を渉猟・読解し、とくに政治思想史のアプローチにつき研究 を深めること、の二点を課題としていた。このうち、1.については予定していた論文投稿などはまだ実行できていないが、研究報告などを通じて準備が進んでいおり、次年度以降に速やかに取り掛かる予定である。2. については、とりわけ政治思想史的アプローチにのみ注力したわけではなく、日本史・東洋史の業績を総合的にレビューすることとなった。これらの意味で計画に一定の変更は生じているが、総合的に見て立ち遅れているものではなく、おおむね順調と評価できると思われる。
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今後の研究の推進方策 |
次年度には米国にて在外研究を実施する予定である。 在外研究においては、1. 日中韓三カ国のうち、とくに朝鮮部分に関する一次史料・二次史料を渉猟する、2. 米国を拠点に、欧米の関連史資料を収集する、3. 11-12月頃には日本・台湾での史料調査も実施する、の三点を行う予定である。
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