研究課題
これまでの2年間と同様に惑星形成メカニズムを観測的に制限を与えるため、すばる望遠鏡、ケック望遠鏡、JWST望遠鏡を用いた観測的研究を進める傍ら、将来装置を利用した観測計画の議論を進めた。若手研究員の期間中進めていた、すばる望遠鏡とケック望遠鏡を用いた観測成果は2023年4月に出版されている。更に2023年度は日本人研究者のための次世代超大型望遠鏡TMTを用いた観測計画を議論するワーク ショップをTMT international observatory (TIO)協力のもと、国立天文台TMTプロジェクトと共同で開催し、招待講演者・世話人を含め30名以上がパサデナ(アメリカ合衆国)にあるTIOオフィスに集まり積極的な議論を進める事ができた。この成果は国立天文台、TIOそれぞれにおいてブログで公開されただけでなく、申請者が筆頭発表者としてELT Science in Light of JWST meeting (at University of California Los Angeles, 2023年12月)にポスター発表を行った。また申請者はJAXAのパートナーシップを経てNASAが主導するRoman宇宙望遠鏡におけるコロナグラフ観測コミュニティに今年度から参加している。自身の研究計画を滞りなく進めるだけでなく、系外惑星コミュニティにおける将来的な観測計画、さらに2040年代に計画されているNASAのHabitable World Observatoryを用いた将来的な第二の地球探査を目指す上で、より具体的な準備を開始する事ができている。
すべて 2023 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件) 備考 (1件)
https://tmt.nao.ac.jp/blog/1781