研究課題/領域番号 |
22KJ3111
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配分区分 | 基金 |
研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
土井 寛大 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林研究部門 野生動物研究領域, 研究員
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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キーワード | マダニ / マダニ媒介感染症 / 野生動物 |
研究実績の概要 |
2023年度にはマダニおよび自動撮影カメラのデータ収集を完了した。吸血源動物の検出は哺乳類は可能になったものの、鳥類では妥当なプライマーが見つかっていない。また、2回以上吸血する個体が一定の率で見つかることから、リバースラインブロットおよびNGSの併用が妥当であると判明した。さらに、宿主動物から直接マダニを採取する調査を行い、アライグマ、イノシシ、カモシカ、キョン、ノウサギ、ノネズミ類の標本を収集した。初宿主報告となる例も複数見つかっている。分布予測モデルは関東地方としていたが、地方林業試験場および衛生研究所の協力から関東中部または本州全域と拡大する運びとなり、解析を継続している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
吸血源動物の検出は鳥類宿主に関してやや遅れが見られているが、宿主情報と予測モデルは当初の計画より大きく先進している。
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今後の研究の推進方策 |
宿主-マダニ寄生数のデータをもとに宿主-マダニのネットワーク解析を実施して、マダニの吸血源動物推定を行うとともに、吸血源動物のデータとの比較解析を行う。 さらに本州全域を対象にして、野生動物分布と環境因子からマダニ分布予測を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
DNAシーケンスに供する検体数が予想していたよりも少なかったため
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