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2022 年度 実績報告書

オートファジー・アミノ酸代謝に基づいた難治性白血病の病態解明と治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 21J40193
配分区分補助金
研究機関公益財団法人神戸医療産業都市推進機構
特別研究員 山嵜 博未  公益財団法人神戸医療産業都市推進機構, 先端医療研究センター, 特別研究員(RPD) (20720915)
研究期間 (年度) 2021-04-28 – 2024-03-31
キーワードアミノ酸トランスポーター / 急性骨髄性白血病 / SLC7A5 / LAT1
研究実績の概要

急性骨髄性白血病(AML)における必須アミノ酸トランスポーターSLC7A5(LAT1)の役割を明らかにするために詳細な解析を実施した。LAT1は、白血病細胞株の維持に必須なだけではなく白血病マウスモデルにおけるLAT1欠失が有意に生存を延長させることを明らかとし、AMLの治療標的となることを見出した。さらに、LAT1欠失白血病細胞においてはアミノ酸取り込み低下を介したmTORC1不活性化、MYCの発現低下による増殖低下がもたらされることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

マウス個体を用いたAML進展におけるLAT1の寄与を明らかにすることができたのは大きな進展である。しかしながらLAT1欠失による代謝特性などについての解析は十分に検討できておらず今後の課題である。

今後の研究の推進方策

LAT1欠失によってもたらされる代謝変化等の詳細な解析を実施する。またLAT1との合成致死性遺伝子の同定に基づく新規治療戦略を目指して、shRNAスクリーニングを実施する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Targeting the ATF4-LAT1-MYC Loop: Disrupting A Crucial Pathway in AML Development.2023

    • 著者名/発表者名
      Hiromi Yamazaki, Hitomi Ito, Koutarou Nishimura, Yui Koike, Daichi Inoue.
    • 学会等名
      第85回 日本血液学会学術集会
  • [学会発表] ATF4-LAT1-MYCループ阻害によるAML発症の抑制機構.2023

    • 著者名/発表者名
      山嵜博未、伊藤裕美、西村耕太郎、小池優依、井上大地.
    • 学会等名
      第96回 日本生化学会大会

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公開日: 2024-12-25  

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