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2022 年度 実施状況報告書

タイとラオスの地方行政単位による越境協力-模倣品、人身売買、感染症に注目して

研究課題

研究課題/領域番号 22KK0016
研究機関千葉大学

研究代表者

五十嵐 誠一  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (60350451)

研究分担者 石戸 光  千葉大学, 大学院国際学術研究院, 教授 (40400808)
島崎 裕子  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授(任期付) (90570086)
中山 賢司  創価大学, 法学部, 准教授 (10632002)
GHIMIRE HARI・PRASAD  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 特任研究員 (40969200)
研究期間 (年度) 2022-10-07 – 2025-03-31
キーワードメコン / 感染症 / 人身売買 / 模倣品 / 地方行政単位・地方政府 / タイ / ラオス
研究実績の概要

本年度は3月にタイのムクダハン・ラオスのサワンナケート、タイのチェンコン・ラオスのフアイサイの現地調査を実施した。両地域の調査では、チェンマイ大学とラオス国立大学の研究者とともに地方行政単位、国境チェックポイント、NGOを訪問し、感染症、人身売買、模倣品に関するインタビュー調査を行った。現地の研究者と合同で調査を行うことで、感染症、人身売買、模倣品に関して政府機関が有する一次資料をスムーズに入手することができた。地方行政単位による越境協力に関する一次資料も入手した。これらの資料によって、感染症、人身売買、模倣品に関する地方行政単位の越境協力の背景、特徴、課題などを具体的に把握することが可能である。先行研究が皆無に等しい地方行政単位の越境協力の実態をイシューごとにまとめて学術論文として公表するための準備が整ったと言える。次年度も、引き続き現地調査を実施し、研究に必要な一次資料・二次資料の入手を行う。次年度の調査に向けて、タイのメコン機構と現地にて研究打ち合わせを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通り、3月中に2カ所の国境地帯(ムクダハン・サワンナケート、チェンコン・フアイサイ)の研究調査を現地の研究協力者と合同で実施した。

今後の研究の推進方策

今後も2カ所の国境地帯の現地調査を、少なくとも年1回は実施する。あわせてバンコクとビエンチャンでの政府関係機関やNGOへの聞き取り調査も年1回は実施する。
また、ムクダハンとサワンナケートの越境協力では、ベトナムのクワンチ省も深く関わっていることが明らかとなった。三者による越境協力が発展しつつあるため、二者のみの調査では越境協力の実態を十分に捉えたとは言えないため、次年度はクワンチ省の調査も追加で実施することにする。

次年度使用額が生じた理由

現地の協力機関との調査の日程が合わず、調査の一部を次年度に実施することにしたため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (2件)

  • [国際共同研究] Mekong Institute/Chiang Mai University(タイ)

    • 国名
      タイ
    • 外国機関名
      Mekong Institute/Chiang Mai University
  • [国際共同研究] National University of Laos(ラオス)

    • 国名
      ラオス
    • 外国機関名
      National University of Laos

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公開日: 2023-12-25  

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