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2022 年度 実施状況報告書

中部アフリカに生息する野生動物のVirome解析による新興ウイルスの生態解明

研究課題

研究課題/領域番号 22KK0116
研究機関長崎大学

研究代表者

安田 二朗  長崎大学, 高度感染症研究センター, 教授 (10282518)

研究分担者 木下 貴明  長崎大学, 高度感染症研究センター, 助教 (00803181)
櫻井 康晃  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (00818338)
吉川 禄助  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (20816821)
阿部 遥  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (90554353)
研究期間 (年度) 2022-10-07 – 2026-03-31
キーワード人獣共通感染症 / ウイルス / アフリカ / 新興感染症 / Virome / ガボン / コウモリ
研究実績の概要

今年度は、10-11月、2-3月の2回ガボン共和国に渡航し、共同研究機関であるランバレネ医療研究センター(CERMEL)、熱帯生態学研究所(IRET)の研究者とともに、ランバレネ周辺地域において4種97匹のコウモリを捕獲した。エジプトルーセットオオコウモリ以外の3種については現在種の同定中である。
捕獲したコウモリから血液、肺、肝臓、腎臓、脾臓、生殖器、結腸、直腸及び糞を採取した。また、コウモリの体表にクモバエが見つかった場合は、それらも採取した。
脾臓と生殖器からRNAを抽出し、次世代シーケンス解析を行った。これまでにエジプトルーセットオオコウモリから2種類のレオウイルスの遺伝子を検出している。また、クモバエからも2種のブニヤウイルスの遺伝子を検出しており、これらのうち1種はヒトに熱性疾患を起こすことが知られている。現在、脾臓と生殖器以外の臓器に対する解析を更に進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

複数種のコウモリの捕獲に成功しており、想定数以上の匹数を捕獲し、サンプリングすることができた。ウイルス遺伝子の網羅的な解析も順調に進んでおり、すでにいくつかの種のウイルス遺伝子の検出にも成功している。一部は系統解析もしており、全体として当初の計画以上の成果が得られている。

今後の研究の推進方策

今年度コウモリを捕獲した地域において、今年度とは別の時期に捕獲を行う。また、別の地域での捕獲も行い、これまで捕獲したコウモリ種とは別の種のコウモリの捕獲も試みる。
これまでに解析した脾臓、生殖器以外に、血液、肺、肝臓、腎臓、結腸、直腸及び糞についても核酸抽出後にウイルス遺伝子の網羅的な検出を行う。ウイルス遺伝子が検出された場合には、詳細な系統解析も行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] ランバレネ医療研究センター/熱帯生態学研究所(ガボン)

    • 国名
      ガボン
    • 外国機関名
      ランバレネ医療研究センター/熱帯生態学研究所

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公開日: 2023-12-25  

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