研究課題/領域番号 |
22KK0118
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
谷岡 真樹 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60573045)
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研究分担者 |
遠西 大輔 岡山大学, 大学病院, 研究教授 (20825096)
枝園 忠彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (30509451)
宮内 翔子 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (40828555)
諸岡 健一 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (80323806)
柳井 広之 岡山大学, 大学病院, 教授 (90379735)
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研究期間 (年度) |
2022-10-07 – 2026-03-31
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キーワード | CDK4/6阻害薬 |
研究実績の概要 |
これまでに岡山大学病院・姫路赤十字病院・福山市民病院、広島市民病院、四国がんセンターのすべての病院において研究の倫理承認を得た。そして岡山大学病院・姫路赤十字病院において1次治療としてCDK4/6阻害薬パルボシクリブ・アベマシクリブを受けた約350名の奏効、無増悪生存期間を含む臨床情報を取得した。さらに178名の511ブロックについてはHE標本を新たに作成した、さらに約250サンプルについてER,Ki67, p16の免疫組織染色を追加した。すべての各標本のデジタル化を行った。 さらにAIモデルの開発を行っている。腫瘍を画像上でマーキングし、その224pixel四方の画像タイルを取り出す。病理画像の事前学習モデルを用いて、各タイルの特徴量を抽出し、さらにMultiple instance learningを行って、無増悪生存期間と相関する特徴部位を色分けして示す。既にVisiumを用いて12サンプルの遺伝子発現解析を終えている。このデータを用いて、AIモデルの確からしさを検討する。 進展はおおむね計画通りである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
進展はおおむね計画通りである。
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今後の研究の推進方策 |
確からしいAIモデルを得て、共同研究先であるUNCサンプルのHE画像を得る。そのうえでAIモデルの確からしさを検討し、Spatial transcriptomeを行う
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次年度使用額が生じた理由 |
これまで精度の高いAIモデルを構築し、その上でAIモデルが指定する部位の遺伝子解析を行う計画であった。しかし、いまだAIモデルは構築途上である。そのため遺伝子発現解析に用いる研究費の一部を2024年度に用いる。具体的にはAIモデル開発に要する人件費および空間的遺伝子発現解析に用いる。
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