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2023 年度 実施状況報告書

発達障害学生の重層的な支援体制構築に関する日米国際共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 22KK0201
研究機関九州大学

研究代表者

面高 有作  九州大学, キャンパスライフ・健康支援センター, 准教授 (80749474)

研究期間 (年度) 2023 – 2025
キーワード発達障害学生 / 高等教育 / セルフアドボカシー
研究実績の概要

国際共同研究を通じて比較検討することにより、我が国の支援状況や発達障害学生が必要としてい ることの特徴が明らかになる。そして、国際化社会における我が国の高等教育機関での学生支援のあり方を理解することにつながる。本研究の発展により、多様な学生が高等教育機関で学ぶための環境づくりに資する知見が得られると考える。本国際共同研究では、基課題の研究を基にして、国際研究I及び国際研究IIを展開する。
2023年度は、2024年度からの現地調査の準備を行なった。具体的には、倫理審査のための打ち合わせ、使用する質問紙や提示図版の文化差を考慮した調整、現地での研究環境の整備、を進めた。
国際研究Ⅰ:生活機能全般についてWHODAS2.0英語版(WHO, 2010)を、主観的適応感については WHOQOL26英語版(WHO,1997)を使用することが確定した。どちらのアンケートも英語版をもとに日本語版が作成されており、英語版の信頼性と妥当性が確認されている。対象者は発達障害学生とする。ハワイ大学や周辺の大学に協力者を募るが、不足した場合にはCenter on Disability Studies(CDS)が 拠点となって運営している、全米の発達障害者支援ネットワークを通じて協力者を募ることとなった。
国際研究Ⅱ:基課題で開発したシナリオ及び図版の異文化での使用について、米国の研究者と検討した。概ね問題はないが、図版については絵ではなく写真に入れ替えた方が被験者の場面理解を深めるとの指摘があり、2024年度に改良することとなった。その他、使用する尺度の内容及び英語版の信頼性と妥当性、日本版との相関について検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現地やオンラインでの打ち合わせを定期的に重ねることができている。順調に研究が進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

2024年度に現地に渡航し、倫理審査を済ませたのちに、2024年7月から11月にかけて、実験とアンケート調査を行いデータ取得を進めていく。2024年12月から2025年1月にかけて、日本と米国のデータ比較解析を行う。2025年2月から国際学会や海外研究雑誌での研究発表準備を行う。

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公開日: 2024-12-25  

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