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2023 年度 研究成果報告書

欧州における重層的保健協力の諸相と民間アクターの役割

研究課題

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研究課題/領域番号 22KK0202
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))

配分区分基金
審査区分 小区分06020:国際関係論関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

詫摩 佳代  東京都立大学, 法学政治学研究科, 教授 (70583730)

研究期間 (年度) 2022 – 2023
キーワードグローバル保健ガバナンス / 多国間主義 / ミニラテラリズム / 地域内保健協力
研究成果の概要

本研究の主な主張の一つは、地政学的な動向の影響によりグローバルな協力 が難しくなる中、地域間や同志国間などのサブレベルでの協力がますます重要になってきているということだ。政治的緊張が高まりを受けて、戦後のリベラルな国際秩序の基盤をなしてきた多国間主義は変容を余儀なくされていおり、共通の価値観を共有するより小さな単位で特定の問題に取り組む動き(ミニラテラリズム)が近年盛んだ。ただし、ミニラテラリズムではグローバルイシューとしての感染症の問題を解決 するのは限界がある。本研究ではイノベーションという観点から、サブレベルの取り組みとグローバルな取り組みをいかに連携させるかということを検討した。

自由記述の分野

国際政治

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究はパンデミック中の保健ガバナンスの変容をワクチン外交や各国の保健外交から分析したものであり、ガバナンスが地政学的な影響を受けて、組織的イノベーションが進行したことを論じている。現在進行形の動きを分析したものであり、学術的な意義はもちろん、世界的なパンデミック予防と対応への政策的インプリケーションも大きいと予想される。

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公開日: 2025-01-30  

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