今後の研究の推進方策 |
膜動態については、Atg1,Atg13,Atg17,Atg29,Atg31の5者複合体、超分子複合体の形成機構、その過程における段階的な種々のキナーゼによるリン酸化制御、PI3 キナーゼ複合体の形成機構、Atg9の機能解析、ERなど小胞輸送系との関連などの理解が進みつつあり、より精緻な生化学的な解析と、微細形態学の結合がますます重要となっている。第二の柱に関しては漸く質量分析、イオンの定量、必要な抗体の取得など分析技術が整い、データは集積しつつあり、可能な限り近々に得られた結果を世に問うことが重要であると考えている。
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