研究成果の概要 |
細菌のF1は0度, 40度, 80度でトルクを発生することがわかった。40度のトルクは新発見である。植物葉緑体のATP合成酵素のガンマサブユニットは、日の出とともに還元されて酵素は活性化、日暮れになると酸化されて不活性化することを野外のホウレン草で見出した。ヒトF1は、0→65度(ATPの結合)、65→90度(リン酸の解離)、90度でATP加水分解が起きることを発見した。ミトコンドリアATP合成酵素の量を制御する因子(Orf47)を発見した。ミトコンドリアATP合成酵素の阻害因子IF1を完全に失ったノックアウトマウスを作成した。驚いたことに、健康であった。
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