研究分担者 |
西尾 信彦 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70286631)
角 康之 公立はこだて未来大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30362578)
藤波 香織 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10409633)
寺田 努 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70324861)
井上 創造 九州工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90346825)
川原 圭博 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 講師 (80401248)
酒造 正樹 神奈川大学, 工学部, 准教授 (10456155)
大村 廉 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (10395163)
羽田 久一 東京工科大学, メディア学部, 准教授 (00311788)
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研究概要 |
最終年度は引き続き,大規模行動データベースの構築を実現するための検討を進め,データ収集のための技術チャレンジであるHASC Challlenge2013 とそれに続くシンポジウムを開催した.HASC Challenge2013 には18チームの参加者があり, 結果として74名,16449ファイルのセンサデータを収集することができた.さらに,年齢・性別でバランスさせた107名の被験者を含む行動データ及び構造物内移動データ(HASC-IPSC)を公開した.本研究では、これまでのデータを整理したものも合わせ,合計547名の基礎的な行動データが収集できた.2013年度の主な実施項目を以下に挙げる. ・HASC Challenge2013の実施: HC2010-HC2012での経験を生かし,継続的な取り組みとしてHC2013 を開催した。これに伴い,HASC Challenge への参加者の増大と,行動センシング技術の普及,本研究で構築してきたツール HASC Tool, HASC Logger の利用方法,ならびに課題や利用者の要望の抽出を行うために HASC Tutorialを京都, 熊本,名古屋で実施し,多数の参加者を得た. ・本研究グループが主な提案者となり,HASCA2013 (International Workshop on Human Activity Sensing Corpus and its Application)をUbicomp2013(ユビキタス関係の最難関の国際会議)の併設ワークショップとして開催した.50名近くの参加者を得て,本研究成果の国際的な認知度が向上した.次年度(HASCA2014)の開催も決定した. ・年齢,性別のバランスを取った107名の被験者により,屋内歩行センシングコーパス(HASC-IPSC)を構築し,公開した.このコーパスでは,無線LAN情報も同時に収集しており,加速度センサ・ジャイロ・地磁気・無線LANを用いた高度な屋内移動に関するデータの研究が実施できる. ・手持ちスマートフォンのジェスチャデータを公開した.傾ける,図形を描く,振るといったジェスチャについて,その加速度センサのデータが利用できる.
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