研究課題/領域番号 |
23240015
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋本 昌宜 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (80335207)
|
研究分担者 |
伊藤 雄一 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (40359857)
廣瀬 哲也 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70396315)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
|
キーワード | 3次元モデリング / センサネットワーク / リアルタイムモデリング / 極小センサノード |
研究概要 |
粘土中に配置した1mm3 級の共振型アンテナの電磁界シミュレーションをおこない、そのS21 特性や複数配置によるS11 への影響を評価した。シミュレーションの結果、コイルアンテナが平面スパイラルアンテナよりも有効であるとわかった。周波数が340MHz でコイルアンテナは10dB 以上良いS21 を得た。 静電容量結合を利用した距離推定手法を提案した。提案手法の実現のため、ノード間に信号の伝搬に利用される静電容量結合を発生させる二枚一組の対のセンサ電極に焦点を当て、電磁界解析を使ったシミュレーションから、その性能変化傾向を調査し電極設計の指針を示した。 3次元形状認識システム向けノード間距離情報に基づいた3次元ノード位置推定手法を検討した。距離情報には大きな距離測定誤差が含まれていること、推定するノードが多数あることから、ロバスト性を考慮した逐次的推定手法を適用した。 超小型ノードへのワイヤレス給電の設計ならびに評価を行った.アンテナの特性検討より,ショートタイプのヘリカル構造を採用した.さらに,整流回路として差動型の動的なしきい値補償機能を持った,高効率な差動型整流回路を検討した.数値計算による性能評価を行った結果,数μW程度の電力が得られることを確認した.さらに,製作した送受信アンテナと整流回路チップを用いて給電実験を行い,超小型ワイヤレス給電技術により微小電力を伝送できることを確認した. iClayのための柔らかいユーザインタフェースデバイスのための通常のタッチインタラクションとは異なる「こする」「たたく」「つまむ」などの操作を取得するためのプロトタイプデバイスの実装と性能評価を実施した.粘土のような柔らかい筐体として風船を操作対象とし,デバイスの実装を行った結果,約83.5%の精度でインタラクションを識別可能であった. 以上により、iClay実現に向けた要素技術を完成させた。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|