研究課題/領域番号 |
23240107
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
五島 政一 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (40311138)
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研究分担者 |
小林 辰至 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90244186)
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
岡本 弥彦 岡山理科大学, 理学部, 教授 (10367245)
下野 洋 岐阜女子大学, その他の研究科, 教授 (30142631)
平田 大二 神奈川県立生命の星・地球博物館, その他部局等, その他 (70132917)
小川 義和 独立行政法人国立科学博物館, その他部局等, その他 (60233433)
境 智洋 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40508537)
益田 裕充 群馬大学, 教育学部, 教授 (30511505)
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キーワード | 科学的リテラシー / 問題解決能力 / 教師教育 / 教育システム / W型問題解決 / 教材開発 / アースシステム教育 / カリキュラム |
研究概要 |
本研究では,研究組織を大学・博物館・教育センターなどの研究機関ごとに分ける。各研究機関は,それぞれ主体的に研究活動を推進し,W型問題解決モデルに基づいて,子どもの科学的リテラシーを育成するカリキュラムを開発し,指導できる教師を育成する長期と短期の教師教育プログラムを開発・実践することを通して教育システムの開発を行う。相互に緊密な連携を取り,横断的・総合的に研究を進め,教師教育プログラムの体系化を図る。また,科学的リテラシーを育成するための教員による典型的な実践事例を収集し,科学的リテラシーを育成するためのカリキュラムの開発,教材教具の開発、指導法の研究,評価法の研究を行う。科学的リテラシーを育成するための教育システムの開発を実証的に研究する。 各研究機関は,以下に示す内容の研究と年3回位の教師教育プログラムを試行した。全体の進捗状況の把握,情報交換,協力体制の強化に向けて2回の全体会を行い、初年度の研究のレビューや今後の進め方について検討した。 (1)理科教育や持続可能な発展のための教育(ESD)で科学的リテラシ ー を育成するカリキュラム・指導法・評価法・教材教具の開発―ESDで子どもの科学的リテラシーを育成するカリキュラム・指導・教材教具の開発研究を行った。 (2)科学的リテラシーを育成する教師教育プログラムの研究と試行 ― 教員がカリキュラムを開発し指導を行い,評価できる能力を付けるための教師教育プログラムのあり方について研究・試行した。特に、海外調査研究と全体会(分担者・連携研究者・協力者など約20名) イギリス、ドイツなどで科学的リテラシーを育成する博物館の教師教育プログラムを調査し,日本の文脈に適した科学的リテラシーを育成する教師教育プログラムの開発の参考にする資料を収集した。 日本環境教育学会やアメリカのNAAEEやタイ国の国際会議で研究成果を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初年度だったので、年間を通して教師教育プログラムを実施できなかった中で、24年度のための本格的な研究を実施する準備を整えることができている。
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今後の研究の推進方策 |
23年度は試行的に教師教育プログラムの開発・実践を行ったが、24年度は、本格的に教師教育プログラムの開発・実施し、その成果を検討する。また、教師教育プログラムを受けた参加者が、どのように学校現場で実践をして、教育現場でどのような効果や成果があったかなど実証的に研究を進める。
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